title: 文フリ34のふりかえり（ポストカード編）
author: Amane Katagiri
summary: たのしい文化祭ポストカードまとめ
date: 2022-06-06T19:01:00+09:00
modified: 2022-07-08T13:00:00+09:00
category: ugoki
license: CC BY 4.0
rating: sfw
ai_summary: 文学フリマ東京34で頒布された「光速感情デラックス」のポストカード制作に関する解説記事です。日本郵便の内国郵便約款に基づき、第二種郵便物（はがき）として認められるための素材・形状・宛名面の印字ルールなどの法的規定を詳しく紹介。ソノシート用の穿孔規定といった歴史的背景や、実際のフォント選定、切手風シールの自作など、技術的な解説と制作のこだわりがまとめられています。
ai_keywords: 文学フリマ, 光速感情デラックス, はがき, 第二種郵便物, 内国郵便約款, 私製はがき, デザイン, QRコード, ソノシート, 同人誌

[TOC]

# 概要

[第三十四回文学フリマ東京](https://bunfree.net/event/tokyo34/)の新刊「[光速感情デラックス](https://bunfree34.hentaigirls.net/)」は、個展の告知はがきのようなワクワク感のあるすてきなポストカードでPDF版の頒布を行いました。実はEPUB版を頒布する計画も出ているのですが、諸都合との兼ね合いでもう少しかかりそうです。みなさんはEPUBが好きですか？

この記事では、まずポストカードが（少なくとも日本国内で）ポストカードであるための条件について解説し、その上で光速感情デラックスの配布ポストカードに印刷された内容について紹介していこうと思います。

![光速感情デラックス ポストカード（左側は裏面で、右側は表面）](/images/bunfree34/faster-emotion-deluxe_postcard.png){width=1014 height=750}

"""通信面および宛名面のデザインは[ごまふわラビ](https://twitter.com/gomafu_warabi)によって[CC BY 4.0](https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/)でライセンスされています。"""

# はがきとは

日本郵便によれば、はがきとは[第二種郵便物](https://www.post.japanpost.jp/service/standard/two/type/index.html)と呼ばれる区分のもので、第一種郵便物よりも安価な料金で郵送できます[^fee]。日本郵便自身が切手風の絵柄と料金を印字した（かつて官製はがきと呼ばれていたような）ものを提供していますが、いくつかの細かい規定を守れば自作することも可能です（いわゆる私製はがき）。

なお、必須の規定が守られていない *はがき風* の郵便物は第一種郵便物として取り扱われるらしい[^two-to-one]ので、創意工夫にあふれた私製はがきを作る際にはある程度注意しておくべきでしょう。

[^fee]: 2022年6月時点で、はがきは63円に対して25g以内の手紙は84円です。
[^two-to-one]: [私製はがきには「郵便はがき」と記載する必要があると聞きましたが、英語で記載してもよいですか？](https://www.post.japanpost.jp/question/599.html)

さて、第二種郵便物――はがきとして認められる郵便物は、どのようなものだったでしょうか？　日本郵便の[内国郵便約款](https://www.post.japanpost.jp/about/yakkan/)を参考に、紙や印刷内容に関する条件をまとめてみましょう。

## 素材のこと

はがきの素材については内国郵便約款第22条にまとまっています。同第21条では通常はがきの規格について述べているので、サイズなどを参考にするといいでしょう。

- 大きさ: 140mm〜154mm × 90mm〜107mm
    - 通常はがきサイズは148mm × 100mm
- 素材: 2g～6gの紙
    - 通常はがきサイズなら、四六判連量で117kg～348kg程度
- 色: 白または淡い色

このうち、少なくとも大きさと素材は必須の条件です。とはいえ、パンフレットに使われるような少し厚手の紙なら110kg程度ですし、かなり厚手のアートポストでもせいぜい240kg程度なので、あまり神経質になる必要はありません。通常はがきに近い質感を再現するなら、180kg程度が適しているようです。

今回、光速感情デラックスのポストカードでは135kgの紙を使用したので、通常はがきより少し柔らかくて薄い仕上がりになっています。次回はもう少し厚手の紙がいいかもしれません。

++(2022-07-08) 日本郵便に対する問い合わせを行い、色に関する記載を追記しました。++

なお、濃い色の紙であっても、住所記入欄を白抜きにしたり宛名ラベルを使えば問題ないという情報が各所で見つかりますが、内国郵便約款には明らかに適合していません。実際に日本郵便に問い合わせたところ、差出時に個別の様態によって判断されるグレーゾーンのようです。

> また、全体が濃い色であって、宛名部分のみ文字が見やすい白色の背景のものにつきましては、最終的には、現物での判断となりますが、郵便葉書の表面は、白色又は淡色としていただきますようお願いいたします。(内国郵便約款第22条第1項(4))
> """日本郵便からの回答"""

## 形状のこと

++(2022-07-08) 日本郵便に対する問い合わせを行い、形状について追記しました。++

内国郵便約款第22条によれば、はがきは長方形の紙である必要があります。ハート型、星型、円形、正方形などの *はがき風* の郵便物は、長方形ではないか、大きさの条件を満たさないので第二種郵便物ではありません。ただし、ここでいう長方形とは必ずしも数学的に厳密な図形のことではなく、私製はがきであれば以下のような変形・加工が認められています。

- 私製はがきの辺に対する2mm以内の切り込みや波加工
- 私製はがきの角に対する2mm以内の角丸加工
- 私製はがきの中央部または下部[^hole]に対する8mm以内の円形の穿孔（1つまで）

[^hole]: 横向きに使用する場合は、中央部または左側部に穿孔できます。

これらは全て私製はがきについてのルールであり、通常はがきに対する加工は内国郵便約款第24条で禁じられています。

> 縁に2mm以内の切り込みや波加工を施したものは 私製葉書の場合は、第二種郵便物としてお取扱いできます。(内国郵便約款第22条第1項(1)の「長方形」に該当するものとみなしています。)
> 一方、会社製葉書の場合は、第二種郵便物としてお取扱いできません。(内国郵便約款第24条第1項の「原形を変えてこれを差し出す」に該当します。)
> """日本郵便からの回答"""

ただし、エンボスや穿孔[^needle]による小さな記号や点字は例外として明示されているので、この範囲であれば加工が可能です。ちなみに、私製はがきについては、宛名の記載や消印に影響がない限りでより大きなエンボス加工や透かし加工を施すことができます。

[^needle]: 約款上では「針孔」と表現されており、辺や角に対する加工と同様に2mmが限度と思われます。

上記のうち、2mm以内の加工については、長方形だと判断できる限度として採用されている運用上のルールのようです。

> 縁や辺に対する「2mm以内」の加工は可能という具体的な基準は、運用上の規則として通達されているものであり、内国郵便約款や周辺規則で明確に定義されているものではないということでしょうか？
> """筆者からの問い合わせ"""

> お問い合わせにつきましては、ご指摘いただきましたとおり、内国郵便約款で明確に定義しているものではなく、運用上お取扱いしているものです。
> """日本郵便からの回答"""

8mm以内の穿孔については、現行の内国郵便約款附則第5条3項 :arrow_right: 旧内国郵便約款（郵便事業株式会社）附則第5条3項 :arrow_right: 旧内国郵便約款（日本郵政公社）附則第4条3項と、旧約款から代々引き継がれる形で例外的に認められています。

> ■日本郵政公社が定めた内国郵便約款
> 内国郵便約款（附則）（抄）
> （小包葉書等に関する経過措置）
> 第４条　（略）
> ２　（略）
> ３　旧規則第１６条第２号の規定により郵便葉書（往復葉書の往信の際にあっては、返信部を含みます。）の中央部又は下部（横に長く使用するものにあっては、左側部）に直径８ミリメートル以内の穴１か所をあけたもの及び同条第３号の規定により私製葉書をせん孔カード式統計会計機械のせん孔カードとするためその下部２分の１（横に長く使用するものにあっては左側部２分の１）以内の部分にせん孔機によるせん孔を施したものであって、旧法令の規定に従って差し出されたものは、第２５条（郵便葉書に浮出添付等のできる範囲）第１項の規定にかかわらず、当分の間、これを第二種郵便物として取り扱います。

さらに、旧規則第16条第2号については、[はがきの差出し方 :エンドレール 郵便葉書の中央部又は下部に直径8mm以内の穴をあけた場合（規定適合）](https://endrail.sakura.ne.jp/philately/album/2nd-class-mail-rules/07.html)に以下の記載があります。

> 約款附則第5条第3項の規定による経過措置により当分の間、第二種郵便物として差し出すことができます。1969年当時の規則第16条第5項の2の規定では"私製葉書の裏面を蓄音機用レコードとするため…"となっていることから、裏面へソノシートを貼付したはがきを第二種郵便物として取り扱うために設けられた規定です。
> """[はがきの差出し方 :エンドレール](https://endrail.sakura.ne.jp/philately/album/2nd-class-mail-rules/07.html)"""

一見唐突で奇妙な「8mm以内の穴を1つだけ」というのは、裏面が[ソノシート](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%8E%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%88)のはがき（例: [明治製菓 悟空の大冒険はがきソノシート](https://order.mandarake.co.jp/order/detailPage/item?itemCode=1125396206)）を受け入れるための規則だったようです。

条文の後半に定められている、はがきを穿孔カードとして使用する事例は見つけることができませんでしたが、ソノシートはがきのように当時の情勢に合わせた規則だったと考えられます。

## 印刷内容（宛名面）のこと

宛名面の規格については、内国郵便約款第22条および第23条、内国郵便約款別記1、JIS S 5502[^jisc]などにまとまっています。必須なのは「郵便はがき」の表示のみで、そのほかは記載自体を省略できます。

- 上部または左側部[^postcard]に「郵便はがき」または同等の語句（たとえば「POSTCARD」など）を記載しなければなりません。
- 宛名面の下半分（2分の1）[^advertise]には、宛名や住所とは関係ない通信文や広告を記載できます。
- 切手を貼る枠や料金に関する注意を記載できます。内国郵便約款の別記1によれば、左上から横35mm × 縦70mmの範囲[^stamp]に切手を貼る必要があるため、この中に収まるように印字すべきです。
- 郵便番号枠を記載できます。JIS規格および内国郵便約款の別記1に具体的な位置や線の太さが規定されており、印字には黒や青を含まない朱色または金赤色のインクを使わなければなりません[^postalcode-color]。

[^jisc]: [日本産業標準調査会](https://www.jisc.go.jp/app/jis/general/GnrJISSearch.html)などで閲覧できます。
[^postcard]: 横向きに使用する場合は、上部または右側部に記載します。
[^advertise]: 横向きに使用する場合は、左半分（2分の1）に広告を記載できます。
[^stamp]: 横向きに使用する場合は、横70mm × 縦35mmの範囲です。
[^postalcode-color]: 喪中はがきとして郵便番号枠がグレー（薄墨）の私製はがきが広く売られていますが、厳密にはJIS規格から外れた製品ということになります。

## 印刷内容（通信面）のこと

通信面はいわばはがきの本質であり、通信のために自由に使える面なので、印刷内容についての規定はありません。

ただし、はがきには他の物品を添付することができないという規定があり、これを破ると第一種郵便物として扱われます。具体的には、はがきと同じ大きさの紙を四辺でのり付けして中に物品を入れたりしてはいけません。もしはがきに紙を貼りたい場合[^thin-postcard]は、袋とじにならないように全面をしっかりとのり付けする必要があります。

[^thin-postcard]: 例えば、チラシなどにはがき郵送用の申し込み様式を印刷して配布した場合、チラシの紙厚ではおそらく第二種郵便物の規定を満たさないので、別のはがきに貼ってもらう必要があるでしょう。

# 宛名面のこと

ここまで確認したはがきの規定を守った上で、宛名面に切手貼り付け位置や郵便番号枠を配置し、本やサークルの情報について記載していきます。

## 切手貼り付け位置

切手貼り付け位置として、左上の四角い枠内に「切手をお貼りください」という語句と、表紙の「お姉さん」がセーラー服を着たイラストを配置しました。切手の具体的な額面を記載していないのは、郵便料金の値上げに対応するためです。

![光速感情デラックス ポストカード 切手貼り付け位置](/images/bunfree34/stamp.png){width=300 height=360}

もちろん、印刷版チケットや切手を貼り付けるとこのデザインは隠れてしまうのですが、細部のこだわりとして重要な部分だと思います。光速感情デラックスをご購入いただいた方には、印刷版チケットを貼り付けていないものを1枚追加で配布しているので、ごゆっくりご覧ください。

## 広告

宛名面の下半分には広告や通信文を記載できます。よく絵はがきの宛名面中央に横線や縦線が引かれているものを見かけますが、これは下半分（または左半分）に通信文を書き込めるという表示に他なりません。

![光速感情デラックス ポストカード 広告](/images/bunfree34/advertise.png){width=750 height=544}

フォントは本文に[ZEN丸ゴシック](https://fonts.google.com/specimen/Zen+Maru+Gothic)、タイトルに[ランパートOne](https://github.com/fontworks-fonts/Rampart)を使っています。こちらは表紙に使ったものと同じフォントです。光速感情デラックスのタイトルおよび短い紹介文と、PDF版をダウンロードできるQRコードが記載されています。切手貼り付け位置に印刷版チケットを貼ると、宛名面にQRコードが2つも出てきてしまうのがちょっとダサいので、次回以降はもう少しスマートにやりたいですね。

残りの欄には、変態美少女ふぃろそふぃ。のPRと、[迱里ヶ崎](https://news.amane.moe/issues/3-788647)にある綺麗な海の見えるアトリエの地図が記載されています。茅津線に乗り継げる特急列車やバスを見つけるのが少々難しいのですが、駅まで辿り着くことができればおそらく迷わずに来ていただけるでしょう。

> 茅津線「迱里崎」駅南口より徒歩10分
> 下城ICから迱里ヶ崎海岸方面へ約15分
> """「光速感情デラックス」ポストカードより"""

最寄り駅や道路についての記載は、実際の個展系はがきを参考にしました。駅名にかぎかっこを付けるのも、個展っぽさを出す工夫のひとつです。「駅」をかっこの中に入れるかどうかは好みが分かれますが、入れない方がもったりとした印象を楽しめたので今回はこちらにしました。

## 印刷版チケットシール

今回の印刷版チケットは、切手を模したシールとして作られています。こちらは[ローソンのマルチコピー機](https://www.lawson.co.jp/service/others/multicopy/#photo)で印刷しました。目打ちで切り取ったような四辺のギザギザを再現するために、[呉竹 クラフトパンチ ポステージスタンプ SBKPM850-16](https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07HQYLBL1/)で1枚ずつ打ち出しています。

![光速感情デラックス 印刷版チケット](/images/bunfree34/ticket.jpg){width=300 height=350}

なお、あまりに切手に近いデザインや大きさを再現してしまうと[郵便切手類模造等取締法](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=347AC0000000050)によって処罰されてしまう可能性があるため、必要に応じて総務省の[郵便切手類の模造等](https://www.soumu.go.jp/yusei/02ryutsu14_03000030.html)を確認してください。印刷版チケットシールに関しては、そもそも切手のようなイラストや額面を持たず、英数字とQRコードしか印刷していないので、特に抵触する点はないと判断しています。

ちなみに、企画段階で[実際に目打ちされた状態のシート](https://paperarts.base.shop/)を入手できるショップを見つけましたが、シートを売りたいわけではなかったので今回は採用を見送りました。[オンデマンド印刷](https://www.tokyo-shiki.co.jp/archives/812)の単価や最低注文数が記載されておらず少々不安ですが、 *エモい* イラストを切手サイズでバラバラにできるおしゃれなグッズを作りたい方は、ぜひチェックしてみてください。

# 通信面のこと

通信面は単に表紙を印刷したものなので、特筆すべき事項はほとんどありません。はがきの仕様上、ポストカード固有のQRコードや説明文は宛名面に逃がせるので、表紙を隅から隅まで余すことなくそのまま印刷できました。

ちなみに、Twitterやこの記事に掲載している表紙はRGB色の画像であり、印刷されたCMYK色のポストカードとはわずかに色味が異なります。ここに比較写真を掲載しても結局RGBの世界に持ち込まれてしまうので、まだポストカードを入手していない方はぜひ[変態美少女ふぃろそふぃ。公式サイト](https://hentaigirls.net/book/#_2)からお求めください。

# まとめ

* はがきは第二種郵便物と呼ばれる区分の郵便物で、素材や大きさなどの規定を満たす必要があります。
* 日本郵便が発売している通常はがきは、四六判連量で180kg程度の紙を使用しています。
* 宛名面の下半分（左半分）は広告を記載できるので、個展の告知のようなすてきなデザインに仕上げました。
* 面白くてためになるお話が収録された「[光速感情デラックス](https://bunfree34.hentaigirls.net/)」が発行されました。

# 付録

## 現行の内国郵便約款

> 内国郵便約款（附則）（抄）
> （小包葉書等に関する経過措置）
> 第５条　（略）
> ２　（略）
> ３ 旧約款の附則第５条（小包葉書等に関する経過措置）第３項の規定により第二種郵便物として取り扱うこととされていた郵便葉書については、第２４条（郵便葉書に浮出添付等のできる範囲）第１項の規定にかかわらず、当分の間、これを第二種郵便物として取り扱います。

## 郵便事業株式会社が定めた内国郵便約款

> 内国郵便約款（附則）（抄）
> （小包葉書等に関する経過措置）
> 第５条　（略）
> ２　（略）
> ３　旧約款の附則第４条（小包葉書等に関する経過措置）第３項の規定により第二種郵便物として取り扱うこととされていた郵便葉書については、第２５条（郵便葉書に浮出添付等のできる範囲）第１項の規定にかかわらず、当分の間、これを第二種郵便物として取り扱います。
