title: かんたん異端を身にまとう
author: Amane Katagiri
summary: その性癖は誰がため
date: 2016-05-09T01:45:00+09:00
category: ugoki
license: CC BY 4.0
rating: sfw
ai_summary: 近年流行している「異常性癖」を公言することで個性を演出しようとする風潮を、鋭く批判する記事です。著者は、社会通念から僅かに逸脱した「グレーゾーン」の性癖を利用して異端を装い、安易に自分らしさを確立しようとする人々の空虚さや痛々しさを指摘しています。それらを一種の「厨二病」と断じ、自分に嘘をつくのをやめるべきだと説きつつ、最後には著者自身の個人的な性癖を告白して締め括っています。
ai_keywords: 異常性癖, 性的倒錯, グレーゾーン, 異端気取り, 自己アイデンティティ, 厨二病, ファッション感覚, 承認欲求, コミュニティ批判, 自分らしさ

近頃流行りの異常性癖。みんな持ってる異常性癖。

> 広義には、常識的な性道徳や社会通念から逸脱した性的嗜好（せいてきしこう）を指す。ただし、性道徳や社会通念は抽象的な概念であることから、その基準や境界線は時代や文化、個人の価値観によって多様な解釈や定義が存在している。また、それらの多様な解釈や定義が偏見や差別の原因となる場合がある。

> ["""性的倒錯 - Wikipedia"""](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%A7%E7%9A%84%E5%80%92%E9%8C%AF)

流行りの異常性癖っていうのは、必ずグレーゾーンから選ばれる。

グレーゾーンっていうのは、「*常識的な性道徳や社会通念から**ちょっと**逸脱した性的嗜好*」と思ってもらえばいい。

簡単に言えば、周りから引かれないレベルの異常性癖である。ファッションにちょうどいい性癖。

例えば「電気を消して、美少女に正常位で挿入したい」のはホワイト、「両脚と片腕を失った美少女の残った片腕を掴んでイラマしたい」のがブラック、「美少女に脚コキされながらおしっこ掛けられて射精したい」がグレーみたいな感じかな、わからん（この例も筆者目線であることや*性道徳や社会通念は抽象的な概念である*ことを考えれば全く信用できない）。

こういうグレーな性癖を、特に好きでもないけれど好きと騙って声高にアピールする。偽りの興奮を饒舌に語り出す。周りと違うことをしていることを意識し、自分らしさを確立していく。

そのアピールを見た人が、更に「使いやすい」性癖を囃し立て、その輪が広がってとうとう流行りの異常性癖となる。既にあるコンテンツに便乗するのはすごく簡単で楽なことだから、実態のない空虚なコミュニティがどんどん肥大化していく。

こういうコミュニティに参加することはローリスクハイリターンである。周りの人間を真似て発言するだけで、異端であるという意識から歪んだ自分らしさを得ることができるし、あるコミュニティに属しているという社会的満足を得ることもできる。

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僕は異端気取りコミュニティが嫌いだ。大嫌いだ。

別に僕にヒットしない性癖を批判しているわけじゃない。異常性癖自体には寛容なつもりで生きている。

でもやっぱり、実態もなく異端だと認められたいという思いが透けて見えてしまうことがある。

「ウチら、やっぱ変人だよね！」という意味のない合意が透けて見えてしまうことがある。

流行りの異常性癖なんて矛盾した概念、頑張らないとすぐにボロが出てしまうから。

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異端なことをして自分らしさを得ようなんて、そんなこと道徳の教科書には書いてなかった。

いつまで変わった人に群がって大騒ぎしているんだ。

いつまでありふれたつまらない自分から目を逸らしているんだ。

いつまで自分に嘘をつき続けるんだ。

君らは異端なんかじゃない。見ていて痛々しい。

遅れてきた厨ニ病に、君らはいつまで囚われることになるのだろう。

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なお僕は、純愛と女性上位と百合が好きです。

最近は金を巻き上げることしか考えてない援交少女に金も精子もすっかり搾り取られることばかり考えています。

ほんとだぞ、異端アピールじゃないぞ。
