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個人サイトのカテゴライズやってみた!

はじめに

前回、LTUバランスのことという記事で、「あまねけ!」は私にとって「『わたし』が限りなく尊重されている、外向きの自己と内向きの自己を自由に表現できる場」であるサイトだと述べました。しかし、これはあくまで私から見た価値や意義であって、客観的な目線からはもっと違った姿に映っているかもしれません。残念ながら、役に立った記事を読んだ人でさえ「あまねけ!は何のサイトなのかは謎」などと思ってしまう不思議サイトである可能性を残しています。

個人サイトの広さと深さを示すLTUバランスは、サイトの客観的な位置づけを知る一端になるものでした。そのほかにも、あるサイトが客観的に見てどのようなものかを知る指標として、「Webフィルタリングサービスにどのようなカテゴリで登録されているかを分析する」というものが考えられます。

最近@sksat@pasokey.net:9r284c1brtあたりを見て、いろいろなWebフィルタリングサービスであまねけ!がどう分析されてるかを知りたくなったので、まずは一気に結果を並べていきます。

~個人サイト・ブログが26.7%、エッチコンテンツが20%、パソカタが13.3%、社会/日常生活が13.3%、ビジネスが13.3%、その他が13.3%の円グラフ

Webフィルタリングサービス 判定カテゴリ
FortiGuard Pornography
Norton SafeWeb 社会/日常生活
Symantec WebPulse 社会/日常生活
Trend Micro Site Safety Center ビジネス/経済
Trend Micro Site Safety Center ショッピング
Trustwave Pornography/Adult Content
Palo Alto Personal-Sites-and-Blogs
VirusTotal (Xcitium Verdict Cloud) media sharing
VirusTotal (alphaMountain.ai) Personal Sites/Blogs
VirusTotal (alphaMountain.ai) Pornography
VirusTotal (Forcepoint ThreatSeeker) information technology
Zenarmor Technology and Computer
zvelo Personal Pages & Blogs
Cyren news
Webroot BrightCloud Personal sites and Blogs

判定結果は13種類のサービスから15個取得できました。これらの傾向と割合を分析すると、中立な第三者の視点から客観的に見たあまねけ!は……

  • 技術や日常生活、写真などをシェアする……
  • ビジネスを意識していて……
  • でも、ちょっぴりエッチな要素も含んだ……
  • 個人サイトやブログ! :relaxed:

と、おおよそ半分くらいは私の思惑通りの素敵な個人サイトとして評価されているようでした。ビジネス性もニュース性も持たせたつもりはありませんが、ひとまず安心です。ただし、これは変わりゆく評価を2024年3月に切り出したものであり、来年には暴力と武器の :secret: 情報サイトになっている可能性も否定はできません。

話したいことは1000字ちょっとのここまでで終わりなのですが、収益化のためには8分間以上必要らしいので、これ以降は淡々と判定結果のスクショを並べていこうと思います。みなさんも、いいねボタンを押したついでに自分のサイトのカテゴリを判定してみてくださいね。

フィルタリングサービスいろいろ

FortiGuard

FortiGuard: Web Filter Lookup

FortiGuardの結果: Pornography

有名な統合脅威管理ソリューションが提供するデータベースから検索できるようですが、ただのテキストサイトを捕まえてPornhubレベルのPornography呼ばわりとは驚きました。ちょっとエッチな単語に敏感みたいです。かわいいですね。

Mature content websites (18+ years and over) which present or display sexual acts with the intent to sexually arouse and excite.
Examples: xvideos.com, xhamster.com, pornhub.com, xnxx.com
FortiGuard Web Filtering Test Page: Pornography definition

Norton SafeWeb

Norton SafeWeb

Norton SafeWebの結果: 社会/日常生活

Nortonも有名ですね。Safewebはブラウザ拡張機能としてURLをチェックしてくれるもので、コンテンツフィルタリングよりはマルウェア防御に向いているものです。カテゴリは安定の「社会/日常生活」でした。

Symantec WebPulse

Symantec Sitereview

Symantec WebPulseの結果: 社会/日常生活

SymantecもNortonくらい有名かな? Symantecは2019年にBroadcomが買収していて、Broadcomのサービスの一部としてコンテンツフィルタリングを提供しているみたいです。こちらも「社会/日常生活」でした。

Trend Micro Site Safety Center

Trend Micro Site Safety Center

Trend Micro Site Safety Centerの結果: ビジネス/経済・ショッピング

Trend Microは何年か前はいろいろ悪評があった気がしますが、今はどうでしょうか? 最近ウイルス対策ソフト自体が下火な印象で見かける機会が減りました。

ただ、あまねけ!を「ビジネス/経済」とか「ショッピング」に分類するのは、情報不足という言い訳じみたカテゴライズを勘案してもちょっと性能が低そうです。

Trustwave

Trustwave Check Filter List Entry

Trustwaveの結果: Pornography/Adult Content

マネージドセキュリティサービスプロバイダーのリーディングカンパニーとしてとして企業のセキュリティ対策に役立っています。でも、結果は「Pornography/Adult Content」と振るわず……エロって言う方がエロなんですけど :bangbang:

Palo Alto

Palo Alto Networks URL filtering

Palo Altonの結果: Personal-Sites-and-Blogs

世界初の次世代ファイアウォールでどんなセキュリティ課題も克服してくれるらしいです。確かに「Personal-Sites-and-Blogs」という結果は信頼に値するかも。

VirusTotal

VirusTotal

VirusTotalの結果: media sharing・Personal Sites/Blogs, Pornography・information technology

ファイルやWebサイトのオンラインスキャンを行ってくれるサービスです。サイトのカテゴライズは、VirusTotal自身ではなくいくつかのフィルタリングサービスの結果を代わりに表示しています。「media sharing」「Personal Sites/Blogs, Pornography」「information technology」と、なんだかあまねけ!の本質を突いた感じの組み合わせが出てきてしまいました。

Zenarmor

Zenarmor Website URL Category Checker

Zenarmorの結果: Technology and Computer

お手頃な統合ファイアウォールっぽい。これ以降は私があまり知らないものが並びます。結果は「Technology and Computer」で好感が持てます。

zvelo

zveloLIVE: Check A URL

zveloLIVEの結果: Personal Pages & Blogs

脅威分析とURLのカテゴライズが専門のようです。結果は「Personal Pages & Blogs」ととても穏やかで正しい。エッチなコンテンツはないというお墨付きもいただきました。

Cyren

Cyren: Website URL Category Check

Cyrenの結果: news

インターネットセキュリティの総合ソリューションを提供している社みたいです。えっ「News」とは……?

Webroot BrightCloud

Webroot BrightCloud: URL/IP Lookup

Webroot BrightCloudの結果: Personal sites and Blogs

脅威インテリジェンスサービスで最新の脅威に対する積極的な保護対策を提供しているらしい。結果は「Personal sites and Blogs」でやはり問題なし。

おわりに

今回の結果では13サービス中3サービスで「エッチなのはダメ!」に分類されたようですが、明らかなエッチテキストを含むサイトへの判定としてはちょっと甘すぎないか?というのが正直な印象でした。まさか、stewpotくんが書く本物のエッチショップに台本として持ち込まれるほどのテキストがエッチじゃないとでも言うのでしょうか? イラストや写真がなければポルノになりえないとでも? ……いや、これはあまりに穿った分析です。

シェアの高いサービスでは軒並みPornography(エッチ)判定できているところを見ると、単に日本語(=英語以外)の分析能力の差が出ている、というのが実際でしょう。愚鈍さで十分説明されることに悪意を見出してはいけません。ただ、今回の淫語判定くらいなら実害は小さそうに見えますが、日本語の隠語まみれの薬物販売情報サイトも簡単に判定漏れしそうで気になりますね。

子を持つ親としては、とっても心配です。

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